断捨離を実践し、家の中の物を半分以上減らしてから、私の生活は大きく変わりました。それはただ「物を捨てる」だけではなく、自分自身と向き合い、本当に大切なものを見極める時間でもありました。そして、その過程で家事代行という新しい仕事に出会い、自分の好きなように生きる生活を手に入れたのです。
1. 断捨離が気づかせてくれたこと
断捨離を始めた当初は、「こんなに物があったのか」と驚きの連続でした。けれども、一つひとつ手放す中で、自分の心の中にあったモヤモヤにも気づくようになりました。
- 物が多い=心が乱れている
物を手放すほど心が軽くなるのを実感しました。「あれもこれも必要」と思っていたけれど、本当は「なくても困らないもの」が大半だったのです。 - 本当の自分と向き合う時間
ブランド物に興味がないのに高級な財布やバッグを買っていたのは、ただ「誰かに褒められたかった」から。そんな過去の自分に気づいたとき、私は「何に追われていたのだろう」と考えさせられました。
2. 家事代行を始めた理由
断捨離を経て物理的にも心にも余裕ができた私は、これまでの働き方を見直すことにしました。それまでパートで時間に追われていた生活では心の余裕がありませんでした。しかし、断捨離で「自分にとって何が大事か」が明確になり、思い切って自分が得意で好きな家事を活かした家事代行を始めたのです。
- 自由な働き方
家事代行を始めてから、働く時間も内容も自分で調整できるようになりました。「誰かに合わせる」生活から「自分に合わせる」生活へと変わり、心に余裕が生まれました。 - 人を喜ばせる仕事の喜び
家を片付けたり掃除したりすることで、依頼者が喜んでくれるのは大きなやりがいです。断捨離で学んだ「不要なものを減らし、生活を整える」大切さを仕事に活かしています。
3. 無印のナイロンバッグで満足する今の私
以前は、見栄を張るためにブランド物を買い漁っていましたが、今では無印良品のシンプルなナイロンバッグで大満足です。このバッグは軽くて丈夫で、必要なものだけを入れるのにちょうどいい。そんなシンプルさが、私の今の暮らしにぴったりです。
- 物よりも経験を大切に
物に執着しなくなると、「誰かに認められたい」という思いも自然と消えていきました。代わりに、大切な人と過ごす時間や、自分の好きなことをする時間が何よりも価値のあるものだと感じています。 - シンプルな選択が心を豊かにする
無駄のない選択をすることで、暮らしそのものがシンプルになり、心の平穏を感じられるようになりました。
4. そんなに頑張らずに、長く続けていく暮らし
断捨離を始めたことで、私は「無理をしない」ということの大切さも学びました。以前の私は完璧を求めて頑張りすぎて、結局続かないことも多かったのですが、今は「できる範囲で、自分のペースで」進めることを心がけています。その結果、無理なく楽しく暮らしを整えることができています。
まとめ
断捨離を通じて得られたのは、ただ物を減らすことではなく、「自分らしく生きる」という心の自由でした。そしてその自由が、新しい働き方や豊かな暮らしをもたらしてくれたのです。
もしあなたも「忙しい日々の中で何かに追われている」と感じているなら、一度自分の持ち物や生活を見直してみてはいかがでしょうか。断捨離を通じて、本当に大切なものに気づくことができるかもしれません。そしてその気づきが、人生をもっとシンプルで快適なものに変えてくれるはずです。
「頑張りすぎない」という選択が、きっと長く心地よく続けられる暮らしへの第一歩になりますよ。